この地域を襲う物価高騰の波|コロナの影響で客数は減少。原材料費の高騰が追い打ちをかける

この地域を襲う物価高騰の波|コロナの影響で客数は減少。原材料費の高騰が追い打ちをかける

旬の居酒屋わっは、食珈房 ぴーべりー、ダイニングカフェ ピーベリーを運営する(有)アイ・サム・ユー・プレジャーダイニング。価格高騰が及ぼした影響とは。

インタビュー:右近 雅敏(うこん まさとし)
有限会社 アイ・サム・ユー プレジャーダイニング 代表


物価高騰による影響

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年から少しずつ仕入れ価格が上がっています。今年に入ってからは上がり方が極端。特に、原料価格の高騰で食用油の価格が上がっています。玉ねぎの高騰もありました。

 光熱費も上がっていますし、今年の10月には最低賃金が上がるので人件費も上がる。コロナ禍で客数も減っているので、うちだけではなくどこの飲食店も大変だと思います。

 大きな宴会はなくなり、遅い時間の来店も減りました。店を遅い時間まで開けていると光熱費もかかりますし、22時以降は人件費も上がります。通常は平日0時、週末2時まで営業していましたが、今は22時にお客様がいなければ閉店しています。コロナと付き合う覚悟で、経営方針を考えていくことが必要です。

お客様への対応

 全てものが上がっているので、提供価格の値上げは考えています。客数が少なく売上が減るうえ、利益率まで低いとなると会社を守ることができません。テレビや新聞で報道もされているので、お客さまも理解してくれるとは思います。

(取材/2022年8月5日)