技術を磨き続け選ばれるサロンへ
菅原 惇貴(すがわら じゅんき)
emici life design
2019年11月15日中標津に新しいヘアサロンがオープンした。
専門学校を卒業後、修行を経て手に職をつけ、30歳という節目に独立したのがオーナースタイリストの菅原惇貴さん。地域のためにヘアスタイリスト育成の取り組みにも向き合って行くという覚悟のもとサロンを開業。
経験を積んでUターンし地元に帰ってきたヘアスタイリストが独立し思い描く夢とは。
独立への思い
中標津高校を卒業して、札幌の専門学校を卒業、札幌のサロンで3年働いて、中標津に帰ってきて7年間はヘアサロンで働いていました。
30歳という節目を迎えるにあたり、これからどうしていこうかと28歳くらいから考えていました。中心都市以外での若いヘアスタイリストが育つ環境が少なく、そういった場所を自分で作りたいという思いもあり、昨年11月にこのお店をオープンしました。
「emici」という名前は蝦夷という漢字が元になっていてエゾともエミシとも読めます。同じ漢字でも2つ読み方があるのですが、北海道という土地を意味するエゾではなく、もののけ姫が好きだったということもありエミシを選びました。
髪のカットやカラー、スタイリングを通してお客様の生活にも関わっていきという思いもありエミシ ライフデザインという名前に決めました。
働ける環境づくり
今はスタッフ2人とパート1人ですが、これからはもっとスタッフを増やしていきたいと考えています。若いスタッフが育つ環境を作っていきたいです。中学生の職業体験の受け入れや、専門学校の入学前に行うオープンキャンパスをお店を使ってやりたいというお話もあります。
美容師、理容師になるのには専門学校を卒業するということが一般的になってきていますが、この地域から専門学校に行くとなると学費だけではなく、一人暮らしとなるので生活費もかかります。親御さんの負担も大きいので、家庭の事情で夢を諦めるという子もいると思います。美容師、理容師の免許は働きながら通信教育を受け所得することは可能なのでそういった子の受け皿を作っていきたいです。
今はシャンプー台1台、セット面が3面ですが、セット面を6面、シャンプー3台に増やせるようにお店を設計してもらっています。技術でお金を頂く仕事なので、その技術を身につけるということは大変なことも多いですが、自分自身を信じて日々腕を磨き努力して手に入れた技術は一生ものです。夢を持ってやりたいという子がいたら積極的に採用していきたいと思います。
磨き続けてゆく
たくさんのお店がある中でお客様に選ばれる理由は技術しかないというのが理美容業界だと思います。自分の技術を磨き続けることがお客様の信頼につながっていきます。スタイリングの提案の幅やセンスも磨き続けていかなければいけません。そういった同じ方向を向いて仕事ができるスタッフを揃えていきたいです。
髪を切るだけではなく、雑貨の販売や、これから洋服などの販売をする予定なので気軽に立ち寄ってもらえる空間でもありたいです。地元でそういったものを製作している方がいたら、販売スペースとして利用して欲しいですね。
キャッシュレスの時代なのでクレジット決済もできるようにしています。クレジットカードのポイントを貯めている人が多いので髪を切った時だけ貯まらないというのはもったいないですよね。
これからも技術にサービスの向上に取り組み、お客様に選び続けていただけるお店にしてきたいです。
emici life design
(エミシ ライフデザイン)
☎︎0153-77-9219
標津郡中標津町東13条南8丁目9-1