若い世代が育つ環境 町に明るい話題を

若い世代が育つ環境 町に明るい話題を

若手後継者不足による部員数の減少。新型コロナウイルスの感染拡大による各種イベントの中止。標津町商工会青年部の活動とは?

インタビュー:篠田 猛(しのだ たけし)
       標津町商工会 青年部 部長


今年度の活動

 毎月の例会は実施しましたが、水キラリやビアジンなど新型コロナウイルスの感染拡大で、イベントが開催できずほとんど何もできていません。6月に女性部と合同で行った町内清掃と、11月に商店街にイルミネーションを取り付けたことが主な活動です。

 標津町商工会青年部は部員数の減少により、イベント開催を単独で行うことが難しくなってきました。これまでも協力いただいてましたが、他団体との連携を強め、イベント開催等の活動に取り組んでいかなければなりません。20代、30代の部員が少なく、部員を集めるにしても標津町には若い後継者、新規事業者がなかなか出てきていないというのが現状です。

 若い世代が住みやすく、新たな事業に取り組んでいけるような環境づくりが必要だと思います。

商店街等イルミネーション事業

女性部合同町内清掃

環境を活かしたまちづくり

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、キャンプや登山などのアウトドアが注目されています。

 金山スキー場には、昨年から新たにスノーボードを始めたという方や、昔やっていたがまたやってみようというようなお客さんがたくさんいるので、貸しスキーやスノーボードを利用するお客様が増えています。

 アウトドアブームに刮目し、ゴムボートを使った川下りや、金山スキー場にジップライン設置するなど、自然を活かしたレジャースポットが標津町にあると良いと思います。北湯沢にある森のソラニワのような、森の中を駆けまわれる施設も良いと思います。

これからの活動について

 暗い話題が多いので、町を明るくできる企画に取り組んでいきたいと思います。一昨年、昨年と中止なったイベントをまずは元のかたちで開催したいです。昔やっていた花見祭りも、また復活できたら良いという思いもあります。

 人口減少が続き、少子高齢化が進んでいくことが予想されますので、各団体、地元企業、行政、官民一体で町を盛り上げていかなければなりません。若い人が活躍できる場を作ることが、これからの取り組みにおいて必要になってくると思います。 

(取材/2022年1月19日)